~アラサー独身女の卵巣腫瘍闘病記~

2017年に31歳で卵巣腫瘍(境界悪性)を患いました。初めての入院・手術、そのときの記録を残しておこうと思います。

手術時の麻酔の説明

 

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平成29年6月28日(水)

入院前最後の外来受診。

 

まずN先生より。

術前検査は問題なかったので、予定通り7月9日に入院、10日に手術ということに決定。

そして前回も説明を受けた、手術の内容についての確認。

危険性や合併症についての説明。

輸血に関する説明。

 

続いて看護師さんから。

入院の段取りと、持ち物についての説明。

入院前日の入浴後に、おへその掃除をしてくださいとのこと。オリーブオイルやサラダ油などを浸したコットンをおへその上に置いて30分待ち、拭うときれいになる。

 

その後手術室のフロアに移動し、麻酔科の先生から麻酔の説明を受けた。

今回の手術は全身麻酔で行う。寝ている間に手術が終わる。

麻酔で意識がなくなってから、気管チューブを入れて呼吸を管理する。

口の中や顎の形を確認→全然問題ない、やりやすそうとのこと。

気管チューブ入れる関係で、手術後に喉の違和感・痛みなどを感じることがあるが、すぐに良くなるので気にしなくて大丈夫。

また今回は痛みを軽減するために、硬膜外麻酔を併用する。

全身麻酔をかける前に、横向きになり膝を曲げ背中を丸くしてエビのようになる→背中を消毒して痛み止めの注射をしてから針を刺す→背中から入れた針を背骨の神経のそばまで進め、細いチューブを入れて固定する。

神経のすぐ近くまで入れないと効果がない。そのため針を進めていく段階で神経に触れることがあり、そうすると手足などがビリビリ痺れたりする。もしそういったことがあったらすぐに教えてください、とのこと。

 

硬膜外麻酔…怖っ。

説明を聞いただけで結構憂鬱だよ。

本当は全身麻酔で寝ている間に全部やっちゃってほしいところだけど、手足がビリビリ痺れたら、「はい、今痺れてまーす!」って言わなきゃいけないから、意識があるときにやらなきゃいけないってことよね。

怖いなぁ…背骨に針…手足ビリビリ…うげー!

 

最後に入退院センターで入院の申し込み。

入院申込・誓約書と、入院のご案内という紙をもらってこの日は終了。

 

たーくさん説明を聞いたのに、聞いただけだから自己負担は220円だった。安っ!

 

 

 

 

 

検査結果の説明と、手術について

 

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平成29年6月23日(金)

午後休みをもらって病院へ。結果を聞きに。

 

この日はN先生が図を描きながら説明してくれた。

 

「卵巣腫瘍は良性・境界悪性・悪性に分類されます。MRI画像では左卵巣が約14cmに腫れていて、内側には何ヶ所かもこもこしたこぶのようなものが見られるんですよね。腫瘍マーカーも上昇が見られる。これらから、現時点では良性の可能性は低くて、境界悪性もしくは悪性の可能性が高いと思います。ただ悪性だとしても、4段階のうちのⅠ期だろうと思われます。」

 

…え、良性の可能性低いんだ…うわーマジかぁ…

 

「もしも悪性だった場合ですが…標準治療としては子宮摘出、両側卵巣・卵管摘出、大網切除の手術をすることになります。ただ年齢もまだ31歳だし、Ⅰ期であれば妊孕性温存手術という方法をとれる可能性も十分あります。」

 

悪性なのかなー。そうだったらなんか大変なことになっちゃうなぁ…

 

「とにかくまずは腫れている左卵巣をとって、それを病理検査をする必要があります。患側付属器摘出+部分大網切除という手術になります。付属器というのは卵巣と卵管を合わせた呼び方です。大網は、胃の下側から腸にかけて垂れ下がっている、脂肪の膜のことです。炎症部位を包み込んで保護したりする役割があります。もし悪性の細胞があれば、大網を通して広がっていく可能性があるので、これも部分切除して調べます。」

 

ふむふむ。

とにかくまずは、でかくなってる卵巣を手術でとってみないとわからないのね…

 

「左卵巣が大きく腫れているので、そのまま取り出そうとすると、おへその上から下腹部にかけて長く切らなければいけません。ですので傷を小さくするために、腫れている卵巣の中身である液体を先に吸い出して、しぼませてから摘出しようと思います。それと、お腹を縦ではなく横に切れば、しわに沿うので傷が多少目立たなくなります。ご希望があればそういった方法もとれます。」

 

なるほど…。

私の場合、お腹に傷を残したくないとか、可能な限り傷を小さくしたいとか、そういうふうな思いはあまりない。

それよりもとにかく無事に手術を終えて、健康な体に戻りたい!

その思いをN先生に伝えた。

 

7月10日(月)が空いているということで、その日に手術になった。

前日に入院し、術後一週間ほどで退院となる見通し。

 

先生の説明を聞いた後、術前検査としてレントゲン撮影、肺活量の検査、心電図の検査をしてこの日は終了。

 

人生初めての手術。

しかも腫瘍が良性の可能性は低いという、結構やばい状況…

しかし自分であれこれ考えて悩んでも何も変わらないわけで。

なるようにしかならないのだから、とりあえず、入院・手術頑張るしかない。

 

 

 

MRI検査

 

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平成29年6月21日(水)

土砂降りの雨の中病院へ。

この日は診察はなしでMRI検査だけ。

なので受付を通らずに、MRI室のある放射線科へ直行。

 

初めてのMRI、ちょっと緊張する。

 

検査着に着替えて、まずはお腹の動きを止める薬(スコルパン注)を腕に注射。

そしてMRIの台に横になる。

お腹の周囲を固定され、お腹の上に板みたいなのを乗せられた。

技師のおっちゃんはとてもフレンドリーな感じで、「○○っていう名前だと、○○ちゃんって皆に呼ばれるでしょ。苗字を覚えてもらえなかったりするんじゃない!?」などと話しかけてくる。

準備をしながら、きっと緊張を和らげようとしてくれているのだろう。

ヘッドホンをつけられ、ナースコール的なボタンを握らされて、いよいよ台が動き、機械の中へ…

 

中は360°かなり狭い空間になっている。

「始めますよ」というおっちゃんの声がヘッドホンから聞こえ、検査開始。

超でかい機械音が鳴り始める。

 

ガガガガガガガガガガガガ

と工事現場で聞こえてきそうな音から始まり、

 

ドドドドドドドドドドドド

っていったり

 

ピーーーーーーーーーーー

っていったり

 

ビービービービービービー

っていったり色んな音が。

そして数分経ったところでヘッドホンから音楽が聞こえ始めた。ヒーリング音楽みたいなやつ。

機械音がめちゃうるさいけど、目をつぶって時間が過ぎるのを待った。

 

しばらくして、台が動き元の位置に戻る。

今度は造影剤を入れながら。

腕に注射されていると、技師のおっちゃんが「最初音楽流れなくてごめんね~スイッチ入れ忘れててさ!笑」

って、おいおい…

 

またしばらく機械の中に入り、同じ感じで繰り返して終了。

正確にはわかんないけど、20分~30分くらいかかった。

 

この日の自己負担は8,000円弱だった。高っかいなーMRI

 

 

 

総合病院婦人科 初診

 

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平成29年6月16日(金) 

紹介状とCT画像のコピーデータを持って、総合病院の婦人科を受診。

 

担当になったのは男性のN先生。

…若い!もしかして年下かな?

話し方は穏やかというか優しい感じで、とりあえず一安心。

 

経膣エコーで診察。

「左側の卵巣がかなり腫れていますね。良性や悪性にかかわらず手術をすることになりますが、良性なのか悪性なのかで手術の方法やその後の治療法は大きく変わってきます。まずは検査をして、ある程度見当をつける必要があります。MRI検査をしましょう。なるべく早い方がいいので、今MRI室に電話して聞いてみますね。(電話)…来週水曜日にねじこんでもらいました。それと前の病院でもやったと思うんですが、血液検査をしてもらいます。この後MRIの説明を聞いて、それから採血をして帰ってください。」

ふむふむ。

 

MRIの説明は看護師さんから。

MRI検査の目的・方法、造影剤の使用目的と副作用について。

検査の6時間前から食事・水分を摂らないように。

アクセサリーなどはつけてこないように。化粧品にも金属が含まれるものがあるので、当日は日焼け止めのみで。

検査終了後には水分を多めに摂取するように。

また家で説明書を読んで、同意書にサインして当日持ってきてくださいとのこと。

 

その後採血と採尿をしてこの日は終了。

N先生も看護師さんもとても丁寧で、説明もわかりやすかった。よかった。

 

MRIとか初めてだなー。

どんなもんだろう。

 

 

婦人科受診2回目

 

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平成29年6月14日(水)

2回目の受診。

早速O先生から、一週間前に受けた血液検査とCTについて説明された。

 

腫瘍マーカーについては、CA125CA19-9に上昇が見られる。

CA125は卵巣癌で高値になりやすい腫瘍マーカー

CA19-9は消化器系の癌で高値になりやすく、卵巣癌の判別にも用いられる腫瘍マーカー

CEAは最も一般的な腫瘍マーカーで、卵巣癌以外にも様々な癌の判別に用いられる。これは上昇が見られなかった。

 

この結果だけでは何とも言えないが、CEAが高くなっていないので、悪性である可能性は低いのではないか…というのがO先生の見解。

 

次にCT画像。

一番長いところで14cmと大きくなった左の卵巣。

断面を見ていくと…

均一である卵巣の中に、3ヶ所くらいポコポコとした小さいこぶみたいなものが見られる。

これがちょっと気になる…とO先生。

 

気になるって…なんか悪いものってこと??

やっぱり癌なのかな…

 

まだ年齢的にも若いし、傷の小さい腹腔鏡手術で摘出することになるだろう言われた。

手術の施設がしっかりしている病院を紹介しますってことで、県内の総合病院への紹介状を書いてくれた。

おそらく紹介先ではMRIによる検査が行われるだろうとのこと。

 

うーん…不安が募る…。

大きい病院行ったことないよー。怖いよー。

 

 

 

初めての婦人科受診

 

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平成29年6月7日(水)

緊張の初婦人科受診。

担当は50代くらいの女性のO先生。物腰の柔らかい、優しそうな先生だ。

お腹が張ってきたので受診したということを伝え、早速経膣のエコー。

初めての経膣エコー、内診台が足を開きながら動き出したときは緊張したけど…まぁやってしまえばなんてことはない。

 

画像を見た瞬間、「あ~卵巣がかなり腫れていますね。」と先生。

一番長いところで14cm。かなり大きめらしい。

「来てくれてよかったです。ついでに子宮がんの検査もしておきますね。」と言われた。

後で調べたら、卵巣は手の親指の先っちょくらいの大きさだとよく言われるそう。

それが14cmじゃあ…お腹も出てくるわけだよね。

 

卵巣腫瘍が良性か境界悪性か悪性か調べるために、詳しい検査が必要とのこと。

腫瘍マーカーCEACA19-9CA125)を見るための血液検査と、造影剤使用のCT撮影をした。

CTは昔一度受けたことがあるけど、造影剤を使うのは初めて。

点滴で入れると、体が少しだけぽっぽと温かくなった。特に具合悪くなることもなく終了。

 

結果はまた来週。自己負担は1万円越えだった。

 

卵巣嚢腫かなって自分で考えて受診したけど…卵巣腫瘍、まだどんなものかわからない。

良性かもしれないし悪性かもしれないし、その中間みたいな境界悪性というやつもあるらしい。

悪性ってことは癌だよね…。

 

ちょっと前まで健康が取り柄みたいな感じで生きてきたのに、突然癌かもしれないみたいな状況になるなんて。

不思議と、パニックとか絶望感とかそういうのは全然なくて、なんか他人事のようというか…実感が湧かない。

 

とりあえず良性であることを祈って来週を待つしかない。

 

 

 

病院に行こうと思ったきっかけ

 

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一番最初のきっかけは、ある日お風呂に入っていて気がついたこと。

 

なんか最近やけにお腹が出てるな…。

 

下っ腹が張っている。

以前健康診断で胃下垂と言われたこともあって、前からお腹は出ているけども…なんかいつもと違う気が。

下っ腹がパンパンに張っていて、まるで妊婦のよう。

裸で立った状態で下を向いても、お腹が邪魔でおまたが見えない…

※一応体型は標準的な感じです。

 

そんなに食べ過ぎたりしてないはずなのにな。何なんだろう?

 

携帯で「下っ腹 妊婦みたい」で検索してみる。

 

すると胃下垂、腸下垂、インナーマッスルを鍛えましょう、みたいな検索結果とともに、目についたのが卵巣嚢腫というワード。

初めて聞く病気だけど、様々な原因で卵巣が大きくなってしまう病気らしい。

子宮に何か異常があると痛みがあったり出血があったりするみたいだけど、卵巣の病気はそういった自覚症状がないことが多いよう。

 

もしかしてこれなのかな…?

いろんなページを見てみたけど、どれもとにかく早めに病院を受診しましょうということが書いてある。

 

婦人科かー。

妊娠出産経験なし、生理不順なんかにもほとんどなったことがないので、婦人科なんて初めて。

 

でもなんか心配になってきたし…一回診てもらって、もし太りすぎってことであれば、それはそれでよしとしよう。

 

ということで婦人科を受診することにしました。

もともと水曜日は仕事が休みなので、近くの病院で水曜日やっていて女医さんがいるところを探して予約。

 

さてさて、どうなることやら…